オックスフォード大学の始まり

1096年に、オックスフォードにおいて教育が行われていたという証拠があります。
この年は、ちょうど第一次十字軍が行われた年でもあります。
年代的にみると、シトー派の創設と時期を同じくしています。
また、スコラ哲学の発生をみたころでもあります。
そういう時代背景から考えると、キリスト教の神学が発展しはじめたころに、学問を探究する風潮ができ、大学という制度が始まりを見たと言えるのではないでしょうか。

ノルマン文化の影響

この1096という年の前に、イングランドはアングロ・サクソン人の支配から、ノルマン人の支配へと移っています。
1066年に、征服王ウィリアム(ノルマンディー公)がイングランドを制圧し、ノルマン王朝をうちたてた、そのちょうど30年後に当たります。
この出来事によって、イングランドはフランスの文化の洗礼を受け、貴族の間の公用語もフランス語の方言であるノルマン語になり、多くのフランス語の語彙が英語へ流入しました。
大陸からやってきた新しい知識を、学ぶ必要も出てきました。
また、十字軍の持ち帰った、東洋の学問も知られるようになっていきます。
こういったことも、オックスフォード大学創設の遠因となったのではないでしょうか。